一般社団法人日本パレット協会
会長 加納 尚美
このたび一般社団法人日本パレット協会の会長に就任いたしました加納 尚美です。
物流の要であるパレットの誕生とともに産声をあげたJPAの長い歴史、また、パレット、ひいては物流の地位向上を命題にかかげるJPAの重責を担うこととなり、とても身の引き締まる思いです。
2020年は新型コロナウイルス感染症によって、人々の生活様式も働き方も劇的に変化し、その生活の変化が物流にも多大なる影響を及ぼしました。
国土交通省の掲げる物流大綱にもパレットの利活用が謳われている通り、コロナ禍以前から人手不足が著しい物流業界においては、省人化・効率化を図るためにパレットが注目されてきていました。そして、そのコロナ禍がパレットの利活用を否応にも加速させる結果となっています。
物流は止めてはいけないもの、できうる限り対面での作業を減らして安全な物流を確保する、そのためにパレットは今後も大いに活躍することでしょう。
この劇的とも言える変化は、日本のみならず世界的な傾向でもあり、世界の流れに日本が乗り遅れてはならない。むしろ、日本が世界の物流をリードする気概で、パレット業界を盛り立てていきたいと大きな夢を持っています。
物流はつながりです。会員企業の皆さまのご支援を賜りながら、社会におけるよりよいパレットの利活用の推進、当パレット業界発展を目指して邁進してまいります。会員の皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。